ワールドカップにもビジネスの波が押し寄せる

ワールドカップ

ワールドカップは、4年に1度開催されるサッカーの世界一を決める大会です。世界200カ国以上でテレビ放送が行われ、視聴者数はのべ263億人とも言われる世界最大のスポーツイベントです。 サッカーファンとしては、ワールドカップは純粋に各国の代表が国家の威信を賭けて試合を行い、世界最高峰のプレーが見られる大会として楽しみにしているはずです。

しかし、近年ではビジネス化の波が押し寄せているのです。 その最大の原因は、高騰するスポンサー広告料です。世界最大のスポーツイベントであるが故に視聴者数が多く、企業にとっては自社をアピールするビッグチャンスでもあるのです。 その広告料の高騰が、ワールドカップの開催地選定や出場国数にも影響を与えています。

気温が高く試合を開催する環境としては劣るにも関わらず資金が豊富な産油国を開催地に選び、さらには中国バブルの恩恵を受けようと出場国数を増やす動きもあります。 ビジネスを追いかけるあまり、サッカーそのものがないがしろにされているのが現状なのです。